男性のみが管理職に就く時代が過ぎて、現代社会は女性管理職が増えてきています。
女性は家を守るという認識から、ひとりの社会人として男性と同じ環境・条件で仕事に取り組むことが多くなりました。
管理職としての能力やマネジメント能力を備えている女性はたくさんいますが、管理職の女性に求めるスキルはどのようなものがあるでしょうか。
男女の違いはあるのだろうか
基本、管理職に求めることは男女ともに違いはありません。
人の上に立つ者として、人格者であることはもちろんリーダーシップを求められる立場であることに変わりはありません。
会社の発展に向けて、全従業員のベクトルを合わせることが必要ですし、部下を叱りながら成長させなければいけません。
そこには、利己的な考え方は一切なく、嫌われ役も厭わない覚悟が必要です。
また、部下の面倒をみる立場だからこそ、自分も部下以上に努力を積み重ねて、自分自身に厳しくなることが求められます。
管理職は、スキルを教えると同時に人間力を教えるポジションです。
スキルは勤務年数を重ねると身につけることができますが、人間力はそうはいきません。
人として、会社のいち従業員としてどうあるべきかを身につけるには、日々の取り組み方や考え方がとても重要になるからです。
この2つを両立させてこそマネジメントとなるのです。
女性目線は必要です
女性管理職の特徴として、仕事に対しても女性目線で物事を見ることができる点が挙げられます。
例えば、従業員の服装の乱れや清潔感、店舗を構える会社であれば店舗の清掃状況など、そこに来るお客様や外部の方目線で自社を客観的に見ることができます。
どのようなことをすれば印象をよくできるのか、反対にどんなことをしてしまうと印象を悪くしてしまうのか。
第一印象の気付きは、男性とは比較にならないほど女性の強みとなります。
また、第一印象だけでなくお客様との会話の中で、相手がどこに関心を持っているのか、どの部分に不快を示しているのかは男性は気付かないことも多いです。
従業員に対しては鈍感力が必要ですが、お客様に対しては敏感力が必須です。
周囲に対して敏感に反応できる女性のスキルはここでも存分に発揮することができます。
女性だから出来ること
お客様や取引先様などの外部の方だけでなく、従業員にとっても女性管理職の存在は大きいものになります。
女性従業員は特に、人間関係や仕事内容の相談を簡単に男性の上司にすることはできません。
男女による考え方の違い、仕事に対する向き合い方の違いなど理解してくれないと思うことが多いからです。
その点、上司に相談できる同性がいればだいぶ気持ちを楽に持つことができます。
一概には言えませんが、同じ相談内容で同じ回答をもらったとしても、男性の上司と女性の上司では、どちらから言われるかによって受け取り方が変わってしまうこともあり得るのです。
男女の管理職の存在
単純に仕事ができて、人間力も備わっていて、経営者目線で話ができる。
そんな人がいれば管理職として部下を育てて欲しいと思うのは会社としては当然のことです。そこに男女は一切関係がありません。
ただ、管理職が男性だけになってしまうと偏った考え方に陥る可能性は否定できません。
ハード面、ソフト面どちらも必要なように、男性管理者から指導されて成長する部分、女性管理者の気付きから成長する部分、どちらもあって、お互いが補完的な役割になっているからより強固な集団が出来上がるのです。
会社と女性管理職
これからも、男性管理職と同じように女性管理職も必要な時代になっていきます。
会社として強みを伸ばす戦略と同時に、弱みを補う策も考えていかなくてはいけません。
女性管理職が増えていけば、会社にとって弱みだと思っていたことが強みになるかもしれませんし、強みがより強力になってオンリーワンの武器になることも考えられます。
それは、どれだけ良い人材を育て上げることができるかに懸かっています。