新社会人になるということは、学生から社会人への橋を渡り、新たなステージに進むということです。
しかし、第1志望の会社に入社できた人にとっても、このステージはゴールではありません。
社会人として一歩を歩み出すための新たなスタートラインなのです。
社会人になる前に身につけておきたい心構えや行動習慣を紹介します。
なりたい自分の姿を描こう
新社会人として歩み出す準備として、まずは自分の将来について思いをめぐらせてみましょう。
たとえば、「入社当初はどうやって良いスタートダッシュを切ろうか」「入社3年目には、どんな先輩になっていたいか」「10年後は、どんな仕事をしているのだろうか」などです。
将来に思いをめぐらすにあたっては、「自分にとっての働く意味とは何だろう」や「自分がこの会社を志望した本当の理由は何だろう」といった問いの答えを自分の中で明確にすることをおすすめします。
そうすることで、なりたい自分の姿に対するイメージが鮮明になってきます。入社後は目の前の業務に一生懸命に取り組むあまり、将来のことをじっくり考える余裕がないかもしれません。
だからこそ社会人になる前に、なりたい自分を明確にしておくことが重要なのです。
また社会人になると、荷が重い仕事を任されることがあります。
企業に所属するということは、自分のやりたい仕事ばかりができるとは限らないからです。
しかしそこで、「これもなりたい自分に近づくためだ」と捉えれば、取り組み方に変化が表れます。
自分の価値を高め、会社に自分の存在を認めてもらうためにも、将来のなりたい自分の姿を意識しながら、仕事に取り組むことの重要性を理解しておきましょう。
自分の仕事と世の中のニュースをつなげる
自分が入社する会社のことだけでなく、社会全体に目を向けることはとても大切なことです。
社会に目を向けられるどうかは、ニュースを見ているかどうかで決まる、といっても過言ではありません。
学生時代とは違って社会人になると、自分とは趣味が合わない人とも接する機会が多くあります。そういう人と深いコミュニケーションをとるためにも、ニュースを見る習慣をつけておきましょう。
また、他県でおきた出来事が自社の株価に大きな影響を与えたり、自然災害が自社の経営スタイルを変えることがあるかもしれません。
そのような変化に遅れをとらないために、ニュースを理解するだけでなく、ニュースの内容に対して自分なりの意見や考えを持つことも重要です。
ニュースを見る際は、報道機関が伝える表面的なことだけを見ていてはいけません。
そのニュースの奥にある真相や他のニュースとの関連性を見極めるようにしましょう。それが、自分に任せられた業務への理解力や、的確な判断力を養うことにつながります。
優秀な社会人というのは、ニュースに敏感な人であることが多いのです。また、好奇心の強い社会人ほど、社会の変化を敏感に読み取ることができます。
柔軟な発想ができて考え方も固定観念に捉われていないため、ニュースに対して新しい関心を抱き続けることができる傾向もあります。
ニュースを見る習慣が身についたら、その情報をキャッチしたままにしておくのではなく、ニュースについて知人と意見交換をするようにしましょう。
ニュースの結果や経過に対する自分なりの見解を伝えたり、最新動向について確認し合うのです。それを積み重ねていくうちに、相互理解が深まり、先見性が養われます。
いま社会人のスタートラインに立っている人も、数年後には後輩を持つことになるでしょう。
その時に、勤続年数に見合った情報処理能力を身につけているかどうかは、普段の心がけや行動習慣次第なのです。毎日の積み重ねは、数年たつと大きな差になって表れてくるということを意識しておきましょう。